自宅で母乳育児をしていたママさんにとって、仕事復帰を早めることは母乳との闘いともいえます。
パンパンに張る胸をどうしたらいいのか?
たまった母乳は絞るしかないのか?など疑問がたくさんある事でしょう。
今回は3つの疑問に対してお答えします。
実は母乳が出る原理は、赤ちゃんの舌にある!?
産後2か月で仕事復帰!だけど母乳が止まらない!どうすればいい?
産後2か月は、まだまだ母乳が頻繁に出ている時期です。
母乳は時間と共にたまってしまいますし、たまった母乳をそのままにしておくと乳腺炎を起こしてしまうリスクも伴います。
なので、産後すぐに仕事復帰したとしても、仕事の合間に母乳を絞るしか方法はありません。
絞った母乳を保存しておくパックも売っていますし、赤ちゃんに飲ませるつもりがないのならば、職場のトイレなどで母乳を絞るだけしぼって捨ててしまいましょう。
また、ブラの中に母乳用パットを入れておくのもおすすめです。
染み出した母乳が衣類につくと、シミのもとになりますし、母乳がたくさんでる人ならば、衣類の上からでも漏れ出ていることが分かってしまうので、パットは必須。
痛みが出ていたり胸が張って辛い時には、保冷剤などで冷やすと痛みが治まります。
できることならば、パンパンに胸が張る前に、絞り出す事をおすすめします。
仕事復帰したら母乳は夜だけに出来る?
仕事復帰をすると、昼間は子供を保育園か親に預けている為、赤ちゃんにはどうしても哺乳瓶で母乳かミルクを飲んでもらわなければなりません。
でもずっとママのおっぱいで母乳を飲んでいたのに、いきなり哺乳瓶にできるのか、と心配ですよね。
実は私の周りのママ友は
- 昼間は保育園で哺乳瓶
- 夜はおっぱいで母乳
とやりこなしている人がほとんど。
というのも、子供からするとママのおっぱいで昼間も飲みたいけど、周りにママがいないとなると
一応お腹は減っているので、最初は哺乳瓶を嫌がったとしても、飲めるようになるんですね。
まぁ人間の心理と言いますか・・・
食欲が勝ってしまうわけです(笑)
また保育園の先生も、そんな赤ちゃんの扱いには慣れているので、
あぁどうしよう…赤ちゃんがミルクを飲んでくれない~
なんて事にもなりません(笑)
なので、親が心配しているよりは案外出来ちゃいます。
とは言え、大事な我が子。
保育園でギャアギャア泣いていないか心配・・・
という場合は、仕事復帰する前から「哺乳瓶用乳首」で、赤ちゃんに慣れてもらいましょう。
※アマゾンプライムに入会していると、アマゾンからの購入の方がお得です。
また、特に哺乳瓶を嫌がる事がないのならば、自宅にいるときから
- 昼はミルク
- 夜は母乳
と使い分けることで赤ちゃんのミルク慣れも早くなります。
母乳は赤ちゃん自身が力強く吸うことで出る仕組みですが、哺乳瓶は少しの力で吸うだけでミルクが飲めるので、赤ちゃん的にも楽に食事ができるという事になります。
そのため、ミルク慣れした赤ちゃんは母乳を飲ませようとしても、飲まなくなることもしばしばあるので、夜だけ母乳にする事自体はさほど困難ではないでしょう。
あとは、赤ちゃん自身がどのタイプかという事になります。
ちなみに、息子は哺乳瓶を嫌がったため、復帰後しばらくは3時間ごとに母が職場に子供を連れてきてくれて母乳を与えていました。
今思えば、職場の理解と実母の強力なしではできなかったと感謝しています。
仕事復帰したら自然と母乳が出なくなるって本当?
仕事復帰をすると母乳が自然と出なくなったというママさんは、とても多いです。
これにはさまざまな原因があると言われていますが、代表的な原因としては3つです。
1つ目はストレスです。
仕事に復帰するとどうしてもストレスはかかります。
知らず知らずのうちにストレスや疲れがたまることで、母乳を作ることができにくくなると言われています。
ストレスがかかると、体にも影響が出ます。
疲れやすかったり、肩こりがひどくなったりと人により影響のでかたはさまざまですが、授乳中の人は母乳が止まりやすくなります。
自分では気づかないうちに、ストレスをためてしまった結果と言えるでしょう。
2つ目は水分不足です。
仕事をしていると常に水分を補給するわけにはいきません。
休憩時間などは決められていますし、必然的に水分摂取量は減ります。
母乳はママの血液から作られますが、母乳の成分は80%が水分と言われています。
赤ちゃんは1日に約1000㎜の母乳を飲むそうなので、その分も考えてママが水分をしっかりと摂取することが必要なのです。
母乳は血液から出来ているので、ママは水分だけでなく鉄分やカルシウム、ミネラルをしっかりと摂取しましょう。
3つ目は赤ちゃん自身が母乳を吸う機会が減る事です。
実はこれが一番重要なのです。
赤ちゃんって、母乳を飲みながら寝ますよね?
時々口を開けたまま寝たりしたときに、赤ちゃんの口の中をのぞいたことはありますか?
のぞいた人は知っていると思いますが、赤ちゃんが母乳を飲むときの舌の動きがかなり特殊なんです。
赤ちゃんの特殊な舌の動きで、乳腺を刺激する事で母乳が出る仕組みになっていますので、赤ちゃんが吸わなくなれば自然と母乳が作られる量は減り、次第に止まっていきます。
この独特の動きは大きくなるにつれて、できなくなると言われています。
少しずつ母乳が出なくなるのは、こうした原理もあるんですね。
罪悪感を持たずに哺乳瓶に変えてみてはいかがですか?
まとめ
母乳が止まる原因は仕事だけではなく、様々な要因が重なっています。
子供の成長と共に自然と母乳は止まります。
自分の仕事で、赤ちゃんに迷惑をかけているとかそういう事は思わずに、近年の粉ミルクは非常に栄養価が高く、安心できるものも多いです。
思い切ってミルクにすると、ママの母乳に対する不安や心配もなくなるのでそこまで不安にならなくても大丈夫ですよ^^
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