鬼滅の刃の主人公、炭治郎を始め、鬼退治する鬼殺隊の中でも「柱」と呼ばれる人物達の出身地が、東京や神奈川の県境にあるという。
なぜ、山を出身地にしたのか。
聖地である山の特徴や歴史を辿りながら、作者の気持ちを推測してみました。
鬼滅の刃の鬼殺隊出身地の山々
鬼滅の刃は、人間VS鬼のお話。
鬼退治する人間達は、厳しい訓練と修行を経て、【鬼殺隊】という組織に入り、鬼と戦う。
鬼殺隊の中でもトップクラスの人物を【柱】と呼び、柱達の強さは計り知れない。
しかし、柱達にはそれぞれ壮絶な過去を持つものが多く、出身地が「山」となっています。
それぞれの出身地である山を紹介していきます。
- 雲取山
- 大岳山
- 景信山
- 日の出
雲取山
雲取山は、
- 主人公の炭治郎
- 妹の禰豆子
の出身地。
鬼滅の刃の制作スタッフ達が、実際に雲取山に行ってアニメーションのイメージを視察。
炭治郎と禰豆子は、雲取山から生まれました。
東京・埼玉・山梨の境目にある雲取山は、標高2,000m。
昔は、山伏の修行の場・霊場としても崇拝されていた雲取山。
その風景と景色は、山を登る者にとっては聖地そのもの。
鬼滅の刃の主人公である炭治郎とねずこが、ここで生まれ育ったと想定しながらの登山は、一際感情がこみあげてくること間違いなしです。
但し、登山するには初心者は厳しい山となっています。
こちらに雲取山の詳しい情報が載っています↓
大岳山
大岳山は、
- 嘴平伊之助(はしびらいのすけ)
の出身地。
東京都西多摩郡にあり、昔は江戸城の守護神がいると言われていた大岳山。
登山するにも難易度は低く、農業の神様がいるとも言われていたので、昔から人々に信仰されている大岳山。
この大岳山は、オオカミ信仰が昔からあります。
大岳山にいる猪や狐が、人間の畑を荒らしまくって困っているところを、オオカミが退治してくれるので、オオカミは「神」だとされてきたのです。
そんな大岳山出身の伊之助は、猪の頭を持ちます。
人間の心や常識を持ち合わせていなかった伊之助は、最初鬼殺隊のメンバーにも敵対心むき出し。
徐々に人間の心や振る舞いを覚えていきますが、この辺を大岳山のイノシシをモデルにキャラクターが出来上がったのでしょうか。
獣の呼吸を使う伊之助。
大岳山の歴史を深く知りたいのならここから!
景信山
景信山は、
- 時透無一郎(ときとうむいちろう)
の出身地。
無一郎は、剣の優れた使い手ということから、昔景信山で剣を交えた壮絶な戦いをイメージしたのではないでしょうか。
その理由が、「横地景信」。
北条氏照の部下だった景信は、この景信山周辺の守護を任されていました。
そのため、景信山と言う名前がついたと言われています。
この時代は戦国時代と呼ばれ、戦いに明け暮れていた時代ですから、無一郎が剣の優れた戦士という設定にピッタリ。
東京八王子と神奈川県相模原市の境にある景信山。
ここも登山するのには難易度も低く、登りやすい山です。
日の出山
日の出山は
- 悲鳴嶼行冥(ひめじま ぎょうめい)
の出身地。
行冥は、目が見えない僧侶で岩の呼吸を使います。
日の出山には「琴平神社」という神社があります。
無人で昔からある神社なので趣がありますが、その神社の奥に大きな岩があります。
その岩がパワースポットだと言われています。
行冥は、身寄りのない子供たちを引き取って、お寺で育てていました。
鬼に襲われて、子供たちの大半が殺されてしまうという設定ですが、そこから鬼退治に参加する行冥のキャラクターは、まさに日の出山にピッタリなのかも。
出身地 | 登場人物 |
---|---|
雲取山 | 竈門炭治郎・禰豆子 |
大岳山 | 嘴平伊之助(はしびらいのすけ) |
景信山 | 時透無一郎(ときとうむいちろう) |
日の出山 | 悲鳴嶼行冥(ひめじま ぎょうめい) |
鬼滅の刃のキャラクター出身地はなぜ東京?
鬼滅の刃の聖地は
- 宝満竈門神社
- 八幡宮竈門神社
- 溝口竈門神社
この3つと言われています。
これらは全て九州。
それなのに、登場人物の出身地は東京。
これって何か理由があるのでしょうか。
噂では、鬼滅の刃の作者は九州の福岡出身だと言われています。
地元で漫画を描き続けていたものの、途中東京に上京してきたのだそう。
元々、神聖なる神社を舞台に描いていた鬼滅の刃。
神聖な東京の山々を登り、それぞれの由来を活かしながら物語にしていったのかもしれません。
- 雲取山
- 大岳山
- 景信山
- 日の出山
これらは全て、繋がっている山です。
作者自身がこれらの山々を登り、そして素晴らしい感性でキャラクターを生み出しました。
他にも聖地と言われている場所が
- 東京
- 栃木県
- 京都
にあります。
それらはまた次回に!
まとめ
神社も山も神聖なる場所。
それらを舞台にする鬼滅の刃の作者は、優れた感性で物語を作ったと個人的には感動しています。
鬼と人間。
本当は人間の心の中の鬼と、善人な心の人間との戦いなのかも。
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