鬼滅の刃の話の中で、鬼のボス・「鬼舞辻無慘」(きぶつじむざん)と主人公である炭治郎が、浅草で偶然出会うシーンがあります。
その中で、大正時代に存在していた建物が背景にずらり。
関東大震災前の建物、ということでファンの間では話題沸騰中。
なぜ浅草を舞台に、、、そして浅草で起こった「浅草の人」事件とは?
浅草が鬼滅の刃の聖地⁉
鬼滅の刃の話の中で、浅草が登場します。
山育ちの主人公・炭治郎が浅草という大都会に出てきて、ビックリ仰天しつつも、都会の雰囲気を味わっていたところに、鬼のボスである「鬼舞辻無慘」(きぶつじむざん)に偶然出会った場所。
そのため、浅草は鬼滅の刃の聖地だと話題に!
ちなみに炭治郎の出身地は雲取山なので、都会に圧倒されている顔も出てきます。
そもそも、鬼滅の刃は大正時代のお話。
大正時代と言えば、浅草は最も栄えた場所であり、今は存在しない
- 凌雲閣(浅草十二階)
- 吾妻座(劇場)
がアニメの中で描かれていることから、鬼滅の刃ファンの間では騒然となっています。
ちなみに、浅草を舞台に描かれた鬼滅の刃ストーリーはこちら。
主人公・炭治郎が浅草を訪れていた時、鬼のニオイを感じ取る。
その匂いの元が、鬼のボス・鬼舞辻無慘(きぶつじむざん)。
無慘は炭治郎にばれたことに気づくと、次々と罪のない人間を鬼に変えてしまう。
鬼に変えられた「浅草の人」と呼ばれる人物は、愛する奥さんと一緒に浅草に来ていたところを、無慘に鬼にされてしまう。
鬼になった「浅草の人」は、妻を噛んでしまうが、炭治郎を始め、珠世らが鬼を人間に戻すために助け合う。
人間が鬼になって、人間の肉を食べてしまうと二度と人間には戻れないが、噛んだだけで食い止めた為、その後の治療で、正気を取り戻した「浅草の人」。
鬼のボス・無慘に鬼の血を体に入れられると、完全な人間には戻れず、「鬼」として生きることにはなるが、ねずこの血で完全復活を果たした「浅草の人」
竈門兄弟に助けられ、命を取り留めた「浅草の人」は、愛する妻と浅草観光をしに来ていただけだった。
その浅草の描写が、関東大震災よりも前のものだと話題に。
その理由が
- 凌雲閣(浅草十二階)
- 吾妻座
凌雲閣(りょううんかく)は、1890年に建立。
今は存在しません。
そんな古き歴史ある大正の建物が鬼滅の刃に誕生していることから、話題沸騰中です。
その他、鬼滅の刃の聖地と呼ばれる場所14選がこちらで確認!
凌雲閣(浅草十二階)
凌雲閣(りょううんかく)は、明治時代に東京と大阪に建てられました。
※ウィキペディアより
当時、高い建物から景色を見下ろす望楼建築というものがブーム。
雲をしのぐほど高い、という意味からつけられた名前です。
- 大阪:1889年・高さ39m・9階建て
- 東京:1890年・高さ52m・12階建て
を建築。
望楼建築の中でも、浅草公園に建てられた12階建ての浅草凌雲閣は日本で一番高い建物、と評されていました。
日本で初めて電動式エレベーターがつけられ、当時の呼び名は凌雲閣以外に
- 浅草十二階
- 十二階
とも呼ばれたそうです。
そのため、鬼滅の刃のストーリーの中での浅草で、高い建物を見たファンたちが
浅草十二階!!!
とコメント続出。
但し、1923年・大正12年に起こった関東大震災で浅草十二階は半壊。
そのまま解体されてしまいました。
凌雲閣の終焉 大正12年9月の絵葉書より。帝都名物であった凌雲閣こと浅草12階は1日の地震により8階から上部倒壊、崩落した。しばらくはその状態のまま残っていたが9月23日陸軍の工兵隊により爆破解体された。 pic.twitter.com/VYF8gVgFKr
— さちたわし (@satiitiban) December 10, 2017
幻の建物となっています。
吾妻座(あずまざ)
東京浅草公園裏にあった劇場。
※池田町商工所サイトより
1887年・明治20年に開設し、昭和12年に廃座。
今は残っていません。
しかし、鬼滅の刃に出てくる浅草の昔ながらの劇場が、まさに吾妻座だとの声も多く、大正時代にタイムスリップしたかのようです。
『鬼滅の刃』第7話で出てきた東京府浅草(浅草六区)の建物は、いずれも現存しない凌雲閣、吾妻座と、画面左側に連なるのは、大盛館、江戸館、キネマ倶楽部ですかね。手前の瓢箪池も埋め立てられて今は存在せず。
別カットで描かれていたのは千代田館のようですが、これもやっぱり現存せず。 pic.twitter.com/RfIDBEX6BV— アニメ聖地巡礼・舞台探訪 (@animeseichi) September 18, 2019
浅草には、吾妻座はないものの、似たような昔ながらの劇場が今だにあります。
※グーグルマップより引用
そちらを見学しつつ、炭治郎が無慘と出会った街で空想体験ができますよ!
浅草演芸ホール(ビートたけしが誕生した場所)
浅草フランス座演芸場東洋館
まとめ
浅草は今も対象の雰囲気を残す町並みで、観光客は途絶えることなく、昔の文化を楽しめます。
観光名所でもある浅草で、昔からある劇場や建物を見に行ってみると、鬼滅の刃の中に入ったような雰囲気を味わえるかもしれません。
潰れてしまった温泉や建物も多いですが、大正時代を味わえる観光地としてまだまだ栄えてほしいですよね。
浅草はもんじゃ焼きも有名です^^
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