東京にある大岳山が、鬼滅の刃の聖地として話題に上がっています。
その理由が、炭治郎がいる鬼殺隊にいる嘴平伊之助(はしびらいのすけ)。
イノシシの頭を持つ伊之助は、大岳山出身。
なぜ大岳山出身なのでしょうか。
大岳山の特徴や魅力をお伝えします。
大岳山が鬼滅の刃の聖地に!
大岳山は、東京都西多摩郡にある標高1266 mの山。
国を造る大国主命を主祭神として、山頂に大岳神社(大嶽神社)を祀っており、江戸時代には江戸城の守護祈願が行われていたそうです。
他にも農業の神様として、古くから親しまれました。
登山で有名な大岳山は、標高も低く、難易度も高くないので初心者でも登りやすい山。
都心からも近く、バスなどの交通の便も充実しており、ケーブルカーも利用できるので人気の高い山。
日帰りでも充分帰ってこれます。
初日の出を見に行く参拝客も多く、ご来光と共に1年を始める。
パワースポットの場所としても有名です。
海からも東京からも見える大岳山は、目印として皆の人生を導き続けたのかもしれません。
そんな大岳山。
鬼滅の刃に出てくる「嘴平伊之助(はしびらいのすけ)」の出身地となっています。
もちろん、伊之助は漫画の中の人物ですが、伊之助はいのししの頭を持つ鬼殺隊としても活躍。
なぜ作者は「大岳山」を出身地にしたのでしょうか。
大岳山はオオカミ信仰が主流だった!?
いや…
伊之助はいのししなんですけど…
と思った人、私だけでないはず。
なぜここでオオカミが出てくる?
という点では、、、
まず、大岳山にある大岳神社には、神社を守る柏犬の代わりにオオカミ像があります。
埼玉県や東京の北部では「オオカミ信仰」というものがあります。
昔は、畑を荒らす猪(いのしし)や鹿に、村人たちはほとほと困り果てていたのだそうです。
そして、それらの動物を食べてくれるオオカミは、人間にとって神の存在だったそう。
- 火事や盗難の時に、オオカミや犬は吠えて騒ぐため、災難を教えてくれる
- 盗賊たちを襲ってくれる
ため、火災や盗難の守護神とされました。
山は生きるための水を畑に流し、作物を育ててくれる。
飲み水、生活に使う水も全て山が運んできてくれる。
昔はそう考えられ、山には神がいると考えられました。
そしてそこに住むオオカミが、まさしく「神」だと崇められたのです。
大岳山にある大嶽神社には、オオカミ像が祀られています。
「だったら、鬼滅の刃の伊之助はオオカミの頭で良かったのでは?」
という点では、個人的にはこう見解しています。
鬼滅の刃の伊之助の頭がオオカミではなく猪の理由
猪は昔、人間に嫌われていました。
人間の畑を荒らすからです。
今も人を襲ったり、食べ物を荒らすので好かれてはいません。
そんな嫌われ者の猪の頭を持つのが、鬼滅の刃に出てくる「嘴平伊之助(はしびらいのすけ)」。
幼少期に大岳山に捨てられ、猪に育てられた為、文字は読めず、人間の常識も通用しない、まるで獣のような人物です。
最初は人間のみんなとコミュニケーションすら取れず、生き方は獣そのもの。
その後、主人公の炭治郎達のおかげで人間に近づきますが、もしかすると、山を荒らす猪の頭にすることで、強さを見せつけ、暴れさせたかったのかも。
もちろん、オオカミ頭にすれば大岳山の神的存在になれたかと思いますが、そうではなく、あえて厄介者だった猪にするのは、
- 厄介者から人間へ
- そして仲間を助ける優しさへ
としての成長を描きたかったのかもしれませんね。
あくまで憶測ですが。
どちらにしても
- 主人公の炭治郎の出身地が雲取山
- 伊之助の出身地が大岳山
この山は隣り合わせになっていることから、深い繋がりで結ばれているとしか思えません。
鬼滅の刃の作者は神社を舞台に作品を仕上げているので、山などの自然を舞台に構成していったのかもしれません。
伊之助は「獣の呼吸」を使います。
大岳山での動物信仰が、その呼吸を生み出したのかも。
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大岳山へのアクセス
住所:東京都西多摩郡檜原村海澤
まとめ
大岳山は、そこまで標高が高い山ではありません。
そのため、初心者も登山しやすい山とはなっていますが、山は天気が変わりやすく、滑りやすい立地でもあります。
防寒対策と靴だけは、怠らない方が万全です。
時間がかかってしまった場合の食料やタオルなども準備しておくと、安心です^^
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