最近魚の缶詰がブームになっています。
普通に生魚を食べるよりも栄養があるとまで言われている魚の缶詰。
しかし、ネット上では実は体に悪いのではないかとも言われています。
魚の缶詰は身体に悪い?
サバ・イワシ・鮭缶の効果効能や栄養と、それを使って発揮する病気克服レシピも紹介!
魚の缶詰栄養と健康
魚の缶詰は主に
- サバ
- イワシ
- 鮭
の3種類があります。
それぞれの栄養と健康効果はこちら。
サバ缶の栄養と健康効果
- 骨強化
- 血液サラサラ
- 記憶力アップ
- アンチエイジング・美容効果
- 肥満対策効果
1. 骨強化
サバに限らず、魚の缶詰は骨ごと入っており、またその骨が非常に柔らかいので全部食べる事ができます。
魚の骨には大量のカルシウムが含まれているので、骨を食べると、摂取したカルシウムで骨を強化してくれます。
2. 血液サラサラ
青魚に含まれている
- EPA(エイコサペンタエン酸)
- DHA(ドコサヘキサエン酸)
には、血液や血管を健康に保つ働きをしてくれます。
血液が固まらないようにサラサラにして、血管の老化を防いでくれる働きもあります。
3. 記憶力アップ
青魚にはDHAという記憶力を高めてくれる成分が含まれています。
人間は、産まれた時から徐々に記憶力が薄れているうえに、体内では作られない成分の為、食べ物やサプリメントで摂取していくしかありません。
4. アンチエイジング・美容効果
肌の老化を防ぐにはビタミンが必須。
そのビタミンを青魚は豊富に含んでいます。
サバ缶100㎎につき、ビタミンBは0.4㎎。
成人の男女が1日に必要なビタミン摂取量は約1㎎~1.6㎎。
少し足りない分は、他の食材で補いましょう。
ビタミンB2を多く含む他食材は
- 納豆
- 海苔
- 卵
がおすすめ。
そもそもビタミンB2は
- 新陳代謝アップ
- 肌のターンオーバー
を正常に保ってくれる働きがあります。
肌を正常にターンオーバーさせると、新しい肌を作り続けてくれるので、しみやそばかすも防ぐことができます。
それ以外に、ビタミンEが肌内部のコラーゲン育成に働きかけるので、ビタミンEを多く含む食べ物
- らっかせい
- モロヘイヤ
- 赤ピーマン
などの野菜や
- あんこうのきも
- すじこ
- いくら
などの海産物とサバ缶を一緒に食べるとよりビタミン摂取に繋がります。
5. 肥満対策効果
青魚に含まれる
- EPA
- DHA
には、善玉コレステロールを増やしてくれる働きがあります。
善玉コレステロールは血管をキレイに掃除してくれて、余分な中性脂肪や悪玉コレステロールを肝臓に運んで、そして体外に排出してくれるので、常に代謝のいい体づくりに貢献してくれます。
イワシ缶の栄養と健康効果
イワシもサバと同じく青魚ですので、栄養や健康効果はほぼ同じ。
しかし、サバに比べて断然多い栄養成分がEPA。
EPAとは、血栓をできにくくして、血管を健康に保つ働きがありましたよね。
血管を老化させないために、若返り効果も高いとも。
そのEPAが青魚の中でも断トツに多いのがイワシ。
イワシから出るEPAは実は薬にも使われているほど、優秀な成分です。。
またイワシには、イワシペプチドという特殊な成分があります。
これは人間の体内でのみ作成される成分で、イワシのタンパク質が体内でイワシペプチドという成分に変わり
血圧を上げない
という効果を発揮します。
またイワシは薄毛改善効果も絶大。
理由は血流を良くすることで、毛根にも栄養が充分行きわたるからです。
EPAが一番多いイワシならではの効果とも言えるでしょう。
缶詰のイワシなら、EPAが更にぎゅっと閉じ込められてられているので、髪の毛ふさふさに・・・!?
鮭缶の栄養と健康効果
鮭にはアスタキサンチンという成分が含まれており、その成分が活性酸素を取り除いてくれる力があります。
活性酸素とは、身体を錆びさせてしまう成分で、体内を錆びさせると体は老けてしまいます。
この活性酸素を取り除くのが、鮭に含まれるアスタキサンチン。
鮭を食べる事でアンチエイジングに繋がるという訳です。
また、このアスタキサンチンは人間の体全身に効果が高い成分ですので、老眼にも効果的です。
そのアスタキサンチンをぎゅっと閉じ込めた鮭缶のさけは、骨ごと食べる事ができるのでカルシウムも豊富。
骨も丈夫にしてくれますよ^^
魚の缶詰は体に悪い⁉
魚の缶詰は、栄養満点だとメリットは分かりました。
しかしデメリットはないのでしょうか。
それがあるんです。
やはり気になるのが
- 塩分多め
- 缶詰特有のニオイ?
- 缶詰の容器の安全性
です。
缶詰の塩分
まず、缶詰の青魚たちを食べた事のある人は知っているかと思いますが、しっかりと味がついていますよね。
味噌味に水煮、蒲焼味に醤油味と様々な味付けがしてあって、そのまま食べても炊き込みご飯に入れても最高に美味しく、ビールも進むのは間違いないのですが、塩分が多いのが気になります。
塩分が多いと保存も効きやすいので、致し方ないのもありますが、毎日の食事には気をつけましょう。
毎日食べるとなると、缶詰以外の塩分も足すと、1日の塩分摂取量を超えてしまい、生活習慣病になりかねないので
- 野菜と和える
- ご飯と和える
などして、味を薄めるといいかもしれません。
缶詰のニオイ
また缶詰に入っているという事で、缶のニオイが鼻に着くかもしれません。
缶は基本的に「鉄」。
鉄臭さが苦手な人は、魚にも臭いがついてしまっているので受け付けないかも。
缶の成分
そして1番の問題は、缶の成分。
魚に限らず缶詰にはビスフェノールA(通称BPA)という成分が含まれています。
この成分に何が問題があるのかというと、ホルモンバランスを崩す恐れがあるという事。
ホルモンバランスが乱れると
- 乳がん
- 子宮内膜症
- 前立腺がん
- 甲状腺機能障害
などの病気を発症する可能性があります。
但し、成人している男女だとそこまでの悪影響はないと言われています。
子供や老人、妊婦、免疫力の弱っている人などはもろ影響を受けてしまうかもしれませんので要注意です。
とは言え、毎日缶詰料理を食べていると危険かも。
魚そのものの成分には栄養が凝縮されているので、毎日でも食べていきたいですが、食べる間隔をあけながら体調の良い時に摂取していきましょう。
魚の缶詰を使ったレシピ料理
サバ缶を使った鍋料理
サバ&トマトの組み合わせ鍋料理です。
サバとトマトを組み合わせると、関節痛に効果が期待されると言われています。
イタリアン風で美味しいです^^
鯖の水煮缶詰 | 1缶 |
キャベツ | 半玉 |
カットトマト | 1/2缶 |
ニンニク | 2片 |
生姜 | 1片 |
チーズ | 適量 |
パセリ | 適量 |
コンソメ | 2粒 |
引きコショウ | 少々 |
水 | 600ml |
① ニンニクとショウガをすりおろす
② 鍋にキャベツを入れて、そこにすりおろした
- ニンニク
- 生姜
- 水
を入れて沸騰させる。
③ キャベツがトロトロになってきたらコンソメを入れる
④ コンソメが溶けたら鯖缶を汁ごと全部入れる
⑤ 火が通ったらカットトマト、チーズを入れる
⑥ 最後にパセリとこしょうをお好みで。完了!
イワシ缶を使った料理
- イワシ
- 梅干し
の煮込み料理がおすすめです。
というのも、夏の暑い時期でも、冬の寒い時期でも対応してくれる梅干しとの相性がいわしは抜群なんです。
梅干しは夏バテや免疫力アップには最適の素材。
いわしの血液サラサラ効果とプラスして、血圧を下げるのに役立つ料理レシピです。
鮭缶を使った料理
鮭の老眼対策効果を上げるには、ごま油をプラスすると更に効果がアップします。
生のさけならフライパンでごま油で焼くだけでメリットは充分なのですが、鮭缶とごま油の組み合わせを可能にするには、炒め物や鍋料理がいいですよ^^
魚高級缶詰特集
- カレイのえんがわ
- 金目鯛の煮こごり風
- のどぐろ缶詰
まとめ
高級缶詰は、かなりコラーゲンが含まれている魚ばかり。
美容効果を求めている人は、ちょっとお高めでも食べて見る価値あるかも。
サバ缶とイワシ缶、鮭缶はあなどれないですね!
私はよく缶詰とキャベツをそのまま煮て食べています。
味付けは何もなしで、美味しいですよ^^
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