過去にマグロを1億円で競り落としたあの有名店すしざんまいが、何と豊洲市場には出店していません。
それどころか、豊洲市場は一般観光客が気軽に買える魚が売っていないんです。
プロだけでなく、誰でもが新鮮で美味しい魚を買い物して帰りたいのに、こんな状況でこの先、豊洲市場は大丈夫なのでしょうか。
何の為の市場なのか、この先の豊洲市場は繁盛するのか、
はたまた魚は安心して食べる事はできるのか、気になる情報をピックアップ!
豊洲市場で一般客は買い物する商品はある?
豊洲市場では、物販店舗というエリアがあります。
⇒豊洲市場の物販店舗「魚がし横丁」魚や野菜、乾物などはどこで買えるの?
そのエリアは一般人でも気軽に入る事も出来て、買い物も自由に出来ます。
しかし、以前の築地市場の時のように、魚の仲卸業者さんのお店や青果のお店に自由に出入りする事が出来なくなり、また購入も出来ません。
そのようにした理由は、東京都が市場を新鮮な状態に保つため、安心した食材で提供できるように、プロ向けに徹底した為です。
でも、それでは一般観光客は面白くありませんよね。
新鮮な海鮮を食べるだけでなく、家に持ちかえって家族と、仲間とパートナーと美味しいお酒を飲みながら食したいはず。
※飲食店舗は名店が入っています。
<<豊洲市場の飲食店舗場内マップと営業時間・営業日 待ち時間が長いのはどのお店?
実はそれを叶える為に、一般人用に商業施設が、豊洲市場には開設されるはずだったんです(←過去形)
何故、開設されなかったのでしょうか。
それにはこんな理由がありました。
豊洲市場で買い物できるエリアが少ないのは裏の事情があった!
元々豊洲市場は2016年11月に移転する予定でした。
それが東京都の小池都知事に変わってから、色々な問題が明るみになり、豊洲市場の土台、本質がボロボロだった事が判明。
小池都知事の2代前石原都知事が
「築地市場は汚すぎるっ!」
との事から、今の豊洲市場がある場所を東京ガスから買いとり、強引に移転する意向を示し、建設会社との裏取引があるのでは?ともささやかれる中、小池百合子氏が東京都知事になった途端、
裏取引や豊洲市場の建物不備らを指摘、暴露し、豊洲移転を延期させました。
2年間の延長から2018年10月11日、とうとう豊洲市場はオープン。
いざ豊洲市場に足を運んでみると、一般観光客が美味しいお魚を買える店がなく、これでは一般人離れが起こってしまうのでは?と懸念した私は、
「あの すしざんまいは何故移転しなかったのだろうか」
とふと疑問に思い調べてみると、移転を撤退していた事実が判明。
もっと衝撃的だったのが、すしざんまいが一般観光客が楽しめるお買い物エリアでお魚を買えたり、温泉までも開設する予定だったそうです。
今現在豊洲市場の青果棟の前に、網で囲まれたコンクリート打ちっぱなしの土地があります。
駐車場に使うでもなく、イベントを行うでもないこの場所は一体なんだったのだろうかと疑問でしたが、実はその場所に「千客万来施設」を建設する予定だったのです。
千客万来施設では
- 物販
- 飲食(フードコート)
- 温泉
- 宿泊
などを兼ねそろえた複合施設を観光の目玉にする予定でした。
屋上には足湯も予定されていたそうです。
そしてその主催とされる会社の一つに、あのすしざんまいが入っていたのです。
すしざんまいと大和ハウス工業がタッグを組み、運営をするつもりが東京都の折り合いがつかず、既に2015年には撤退。
その理由が、お台場にある「大江戸温泉物語」。
大江戸温泉物語は、今や全国に温泉・宿泊施設を持つある種テーマパーク。
その中でもお台場は、東京の観光名所の一つとして幅広く利用され、人気を誇っています。
その大江戸温泉物語は本来ならば、2013年で営業終了する予定だったのが、東京都との契約で2021年まで運営する事に決定。
大江戸温泉物語と豊洲市場の距離が近い事から、豊洲市場の温泉を利用する観光客の分散があるのではとの懸念から、赤字を予想し、東京都と様々な交渉の中、話し合いがまとまらず、すしざんまいの社長は撤退を決意しました。
そもそも大江戸温泉物語が撤退するとの予測から、豊洲市場で温泉施設を開業しても、見込みはあるだろうとのすしざんまいの計画だった為、まさかの東京都と大江戸温泉物語の契約延長で、すしざんまいの社長は裏切られた思いだったのかもしれません。
その後、撤退した場所で新たな募集をかけているそうですが、今の所見通しも立たず。
上手く東京都とすしざんまいの思いが一致していれば、今頃豊洲市場では一般観光客も楽しめる商業施設がオープンしており、きっとすしざんまいの回転すしが、人気店として名を連ねていたでしょう。
すしざんまいの社長はパフォーマンスに優れており、豊洲市場で商業施設をオープンしてくれていれば、一般観光客ももっと豊洲市場に足を運んだ事でしょう。
すしざんまいには、是非2019年の豊洲市場の一番セリも落としてほしいと個人的に思います。
まとめ
豊洲市場は、一般人が買い物できるエリアはあるものの、買い物を楽しむには少し遠い気もします。
漬物屋さんや乾物屋、八百屋やチーズのお店はあるものの、やっぱり市場と言えば魚。
それが買えるのは、やはり築地市場場外に限るのではないでしょうか。
築地市場場外では、未だにお魚を買えたり食べ歩きをする事が以前と変わらず可能です。
今の所は、一度は世界の豊洲市場を見学して、飲食店で堪能し、最終的に買い物は築地市場場外がおすすめ観光コース。
⇒豊洲市場の見学エリア場内地図。水産・青果の見どころとおすすめの時間帯
ちなみにお台場の大江戸温泉物語はかなりの賑わいです。
東京都もがっぽり税金が入るからこそ、土地の契約延期を申し出たのでは?
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