食中毒が怖い貝毒の発生原因と症状!スーパーの貝でも安心できないって本当⁉

健康

2018年、貝毒について怖いニュースが流れました。

そもそも貝毒は何が原因で発生するのか。

貝毒の原因と症状、スーパーの貝に危険性はないのか。

潮干狩りで取った貝も要注意です。

貝毒の危険性と今後の潮干狩りについて解説します。

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貝毒が2018年全国で猛威!?

毎年潮干狩りの時期になると、貝毒が心配されますが近年そこまで心配されるほどでもありませんでした。

私自身も数回潮干狩りに行き、はまぐりゲットして家で美味しく食べました。

 

しかし、2018年は約30年ぶりに強い毒性を持った貝毒が大阪湾に発生したというのです。

 

実は大阪湾では、毎年貝毒が検出されるほど、素人が潮干狩りをするには危険な場所。

通常ならば大体温かくなった春頃に貝毒が発生するのですが、2018年は普段なら寒い冬の2月には既に貝毒が発生したとの報告が上がっています。

 

そして、大阪だけではなく兵庫県、岡山県などの西日本でも発生。

関東は大丈夫だったものの、過去には東京湾や相模湾、茨木県などでも貝毒の発生はありました。

日本の潮干狩り場では、実は厳しい検査があり

  • 毒性検査
  • 放射能濃度測定検査

などなど、人間が食べても大丈夫なのかどうかを事前に調べてから、潮干狩りシーズンになると海辺を解放してくれているのです。

 

その為、きちんと潮干狩り場で潮干狩りをすれば、通常ならば貝毒が発生した貝を採る事はありません。

それでも2018年は貝毒中毒者が続出した理由は何でしょうか。

 

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貝毒が発生する原因

貝毒は

毒をもったプランクトンを貝がえさとして食べてしまい、貝が毒を発生する

のが原因です。

 

貝自身には毒を持っていません。

全ては毒を持ったプランクトンが原因なのです。

この毒性のプランクトンがなぜ、大阪湾にいたのかと言うと。

 

人間が運んできているんですっ!

 

海外へ行った船や海の流れ、潮の流れなどで有毒なプランクトンを日本に持って帰ってきてしまってるんですね。

更に、年々気温が上がっている地球温暖化も作用して2018年は海の温度がかなり上がっています。

 

プランクトンは水温が上がると発生しだします。

有毒なプランクトンも増え、そのプランクトンを食べる貝が増えて貝毒が異常発生したのではないかと言われています。

 

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貝毒にかかるとこんな症状に

貝毒の症状には

  • 麻痺性
  • 下痢性
  • 神経性
  • 記憶喪失性

があります。

 

麻痺性貝毒の症状

手足・口の周りがしびれます
   ⇓
呼吸ができなくなります
   ⇓
死に至る

貝を食べて少しでもしびれを感じたら、すぐに家族に伝えるか、救急車を呼んで下さい。

 

救急隊員は、貝毒については慣れていらっしゃるとの事なので

「貝を食べたらしびれてきた」

と伝えるだけで大丈夫。

 

下痢性貝毒の症状

激しい下痢、嘔吐の襲われますが、死に至るほどではありません。

但し、脱水症状になる可能性が高いので気を付けましょう。

 

神経性貝毒の症状

口の中が熱く、顔が火照ったようになります。

運動神経にも影響を及ぼすので、歩くとフラフラします。

 

記憶喪失性貝毒の症状

脳細胞が異常に興奮して、脳の記憶に刺激を与え、最悪記憶喪失を起こして死に至ります。

 

どれだけ貝を食べたら致死量に至るのか

貝によって毒性の強さが違う為、致死量は分かりません。

食中毒のように嘔吐、下痢で済む場合もあれば、上記のようなしびれになり死に至る場合も。

 

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貝毒はうつる?

貝毒自体がうつるというよりかは

  • 嘔吐したものが体につく
  • 貝毒にかかった人の唾が口に入ってしまったりする

と、うつる危険性は高くなります。

 

この症状はノロウイルスにも似ていて、ノロウイルスにかかると病院でも隔離されますし、看護婦さんも手袋で接してきます(体験済み)

下痢性貝毒にかかった場合は、嘔吐の際、他の人にかからないように充分注意しましょう。

 

貝毒の見分け方

貝を見ただけでは分かりません。

食べてすぐに苦いとか渋みがあるという訳でもなく、味も普通なので毒を持っているのかどうか分かりづらく、気付いたら貝毒に当たっていたという事になります。

 

貝毒を持っている貝は「2枚貝」という2枚の貝で身を挟んでいるものが、貝毒を発生。

ということは、すべての貝ということになります。

 

正直、素人では見分け方はわかりません。

ちなみにマテ貝も貝毒を発生します。

また、自宅でしっかりと加熱したからと言って、貝毒は加熱ごときではなくなりません。

 

貝毒のせいで潮干狩りはできない?

そんな事ありません。

日本全国の潮干狩り場では、入念に検査をしてチェックしているので潮干狩り場では安心して潮干狩りしましょう。

 

潮干狩り場によっては、貝毒を心配して採った貝を交換して持ち帰りにしているという所もあります。

このような潮干狩り場では、念には念をという意味でも貝毒防止対策をしてくれているので安心です。

※潮干狩り場の公式サイトで確認して下さいね。

 

逆に潮干狩り場でない所では、絶対に潮干狩りをしてはいけませんし、そこで採った貝を食べるなど、言語道断です。

 

そしてもう一つ。

潮干狩りした時の持ち帰り方にも要注意です。

  • 貝はすぐに痛んでしまうので、温かい環境で保存しない事
  • 帰ったらすぐに塩抜きして処理する事

に注意して持ち帰りましょう。

 

ちなみに東京の葛西臨海公園にある海辺では貝毒は報告されていません。

毎年貝毒が出る大阪などは、注意した方がいいかも。

 

貝毒はスーパーの貝も危険性あり?

スーパーは、貝を販売する前に

  • プランクトンがいないかどうか
  • 毒性を持っていないか

など、チェックを入念に行っています。

 

その為、通常では安全安心です。

しかし、スーパーの貝でも下痢になったという人もいます。

 

その場合、考えられることは

  • 賞味期限を過ぎていた
  • 免疫力が落ちていた

可能性があります。

 

スーパーで売られている貝には、必ず賞味期限が書いてありますよね。

あれは

「大体その日までには食べてね。じゃないと鮮度が落ちてお腹壊しちゃうかもよ」

という合図。

 

賞味期限なんてと思わずに、貝の場合はしっかり守って、塩抜きして必ずしっかりと火を入れましょう。

 

また、体調の悪い時や疲れている時は免疫力が落ちているので、貝は当たりやすいです。

以前、知り合いの人が牡蠣アレルギーでもなんでもなかったのに、風邪をひいて体調の悪い時に牡蠣を食べたら、急にじんましんが出て呼吸も苦しくなり、急いで病院に行ったという話を聞きました。

 

体調の悪い時ほど、貝は当たりやすいので要注意です。

 

まとめ

地球環境の変化は海にも充分影響しているようです。

このまま行くと貝は食べれないどころか、いつか植物からも毒がでてくるかもっ( ゚Д゚)

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