ディズニーのゲストアシスタントカードとは?悪用者続出って本当?予約は必要?

ディズニー

ディズニーのゲストアシスタントカードは魔法のカードとも言われていますが、健常者に悪用されてるって本当?(※ゲストアシスタンスカードは廃止され新しい制度が始まりました)

そもそもゲストアシスタントカードとは?

予約っているの?

など気になるディズニー裏話も交えながら紹介!

どうぞご覧ください。

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ディズニーのゲストアシスタントカードとは?

ゲストアシスタントカードとは、

ケガや病気などで 身体が不自由、もしくは体の機能が低下している障害を持っている人が、ディズニーのアトラクションに並ばずに乗れる待遇が受けられるカード。 

 

妊娠中の人や高齢者も使うことができます。

2019年追記情報

2019年1月。障害者手帳の提示が必要とされた後も悪用や不正利用がなくならなかった為、2019年7月にゲストアシスタントカードが廃止されました。

その代わりに新しいシステムが開始。

  • ディスアビリティアクセスサービス(DAS)…障害者手帳がある、もしくは列に並べない場合
  • 合流利用サービス(SWS)…障碍者手帳はないが、高齢者・妊婦・一時的な病気やケガ等の理由で列に並べない場合

の2種類。

  • 顔写真
  • 手帳の番号
  • パスポート

を運営側が控えて、スマホアプリに紐づけするよう、このシステム自体をデジタル化。

詳しくは公式サイトで確認!

※以降、過去のゲストアシスタントカードの詳細となります。

 

列に並ぶのが困難な人が、待ち時間を立って待つのではなく座って待ちましょうねというカードです。

  • 健常者 → 立って列に並ぶ
  • 障害者 → 座って並ぶ

という訳で、平等に待ち時間は同じなんです。

 

ゲストアシスタントカードを発行してもらうと、カードに障害の内容や必要なサポートを記載する為、不測の事態が起こった時にディズニーの係員がすぐに対応出来る配慮も取っています。

また、乗りたい乗り物で受付をする際、毎回キャストに自分の症状を説明するという負担を減らし、カードを見るだけで理解してもらえるという利点もあります。

 

このゲストアシスタントカードが生まれた発端として、

元々は障害者が列に並ばなくてもいいように、2000年にディズニーの配慮で待ち時間なしでアトラクションを案内するという制度がスタートしました。

 

しかし、ゲストアシスタントカードを使うのには自己申告制度だった為に、心ない健常者が嘘をついて悪用するようになり、世間からは「偽善的だ」との声が上がりました。

ゲストアシスタントカード発行2000年から、2002年の2年の間に寄せられた苦情は、何と100件以上。

 

ディズニーは、障害者割引がありません。

障害があったとしても、ディズニー側が十分なサポートができるよう体制を整えている為に、割引はしないけど待遇は任せて!という趣旨の元、作られたのが、ゲストアシスタントカード。

 

しかし悪用される事が増えた為、障害者が待ち時間ゼロでアトラクションに乗る制度は廃止されました。

その後、待ち時間はあるけど並ばなくてもいいよという制度に変更したのが、現在のゲストアシスタントカードです。

 

障害者とは

  • 車いすを使用している人
  • 歩行が困難な人
  • 身体障害者手帳を持っている人
  • 療育手帳を持っている人
  • 精神障碍者保健福祉手帳を持っている人
  • 母子手帳を持っている人
  • 高齢者(65歳以上)

が対象。

 

例えば、ランドのホーンテッドマンションの待ち時間が60分だったとします。

普通の人であれば、列に並んで60分立ったまま入り口に歩いて進みますが、ゲストアシスタントカードを持っている人は、ホーンテッドマンションの入り口のキャストにカードを見せると

「この時間に戻ってきてください」

と指示を受けます。

 

その間、座って待っている事ができるので体に負担なくアトラクションを楽しむことができるという訳です。

 

但し、アトラクションによっては

「地震発生時に1人で外に出られるかどうか」

などの基準を設けている乗り物もあるようで、それが難しい人はゲストアシスタントカードを使う以前に、そのアトラクションには乗れないとの事。

 

このゲストアシスタントカードは、アトラクションでのみ使用する事ができ、レストランやショップではゲストアシスタントカードを使う事はできません。

ランドでのパレードですが、ゲストアシスタントカードがあるからといって優先的に良い場所で見れるわけではなく、車いすの為の見学場所が用意されている為、車椅子の人のみが優遇されるという仕組みです。

ディズニー公式サイト

 

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ディズニーのゲストアシスタントカードを悪用する人続出?

アメリカのディズニーワールドでは、わざわざ障害者をお金で雇って家族のふりをさせてゲストアシスタントカード(アメリカではスペシャルアシスタンスパスと呼ぶようです)を発行してもらい、待ち時間なしでアトラクションに乗っていた事件が判明。

実はこれ、旅行会社が富裕層相手に編み出した「裏ツアー」と呼ばれるもの。

料金は日本円にして1時間1万3千円程。

かなり時給のいいアルバイトですよね。

 

日本では障害者を雇うという行為はなかったものの「障害者を装う」という人が増えてしまい、健常者から見て明らかに健康だろうと非難殺到しました。

 

東京ディズニーでのゲストアシスタントカード使用について、ツイッターでは

ゲストアシスタントカードを使ってアトラクションを予約した女性が、その後放水イベントで全身ずぶ濡れになりはしゃいでいるのを見て、どう見ても健常者にしか見えないんだけど

というコメントも。

 

アメリカでも日本でもゲストアシスタントカードが悪用されてしまったという事から、 2002年にゲストアシスタントカードを使って障害者が待ち時間なしでアトラクションに乗るという制度は廃止 されてしまいました。

 

何かの障害を抱えていたとして、濡れる事自体は構わないと思いますし、はしゃぐのも問題がないとは思うのですが、 問題は他人からみて健常者に見える事 なんだと思うんです。

 

発達障害や軽い持病なんかだと、見た目も健常です。

だからと言って、重い障害を抱えてます的なアピールをする必要もないとは思いますが、悪用する人達が多すぎて、ゲストアシスタントカードを使う人が皆悪者に見えてしまうのも社会問題のような気がします。

 

 

また、悪用する人に限って周りの目を気にしていない人が多く、平気で歩き回ったり、いきなり演技したり、SNSにアップしたりしています。

このように悪用する人達がいるから、苦情も増え待ち時間ゼロ制度がなくなったのは事実。

 

ツイッターで上げられていた女性がもし妊婦だったとしたら、ずぶ濡れになるのはお腹が冷えるのし、はしゃぎすぎるとお腹が張ってしまので避けなければいけません。

元気な妊婦さんやお腹が目立たない人だと、こういう行為も誤解を招いてしまうのかも。

ディズニー妊婦の緊急搬送が大問題⁉母子手帳がないと大変な事に!臨月は考えもの。

 

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ディズニーのゲストアシスタントカードは予約しないとダメ?

ゲストアシスタントカードは、ディズニーに行く予定の1ヶ月前から予約する事が可能です。

但し、予約をしていないからといって当日発行してもらえない訳ではなく、キャストに申請すれば発行してもらえます。

 

何故予約しておく方がいいかと言うと、当日スムーズに受け渡しが出来るからだとディズニーの方は言っていました。

ディズニー配慮!妊婦は駐車場優先♪特典や待遇に妊娠証明書は必要?

※こちらにディズニーのスタッフとのやり取りが記載されています。

 

混雑している日だと、キャストが忙しくてすぐに発行してもらえないという状況も出てくるのかもしれません。

 

また体調が良くて、ゲストアシスタントカードを使わなくても並べそうだなという日でも、いきなり体調が崩れる場合もあるので、その時は遠慮なくキャストに申し出ましょう。

 

ゲストアシスタントカードを発行してもらえる場所

■ランド&シー■

  • 各アトラクション入り口にいるキャストに申請※グリーティング施設でもOK
  • メインストリート・ハウス
  • ゲストリレーション
  • ベビーカー・車いすレンタル場所

 

ゲストアシスタントカード発行方法

本人含め、一緒に行動する家族や介助者合計4人分までのチケットを、上記の発行してもらえる場所でキャストに提示します。
※本人+3人まで

必ず本人が一緒に申請をして下さいね。

 

お問い合わせ

  • 電話番号:0570-00-8632
  • 営業時間:9:00~19:00(年中無休)

 

追記【2018.12.2】

2019年1月7日(月)にゲストアシスタントカードの規約が変更されます。

今までは、障害者手帳を見せなくても自己申告でゲストアシスタントカードをもらえていましたが、それが改正されます。

 

基本的には障害者手帳持参でディズニーのキャストに見せて、ゲストアシスタントカードを発行してもらう形になります。

但し、手帳を持っていない場合は要相談という形式になります。

 

妊婦さんに関しては母子手帳持参とは公式サイトには記載されていなかったので、ディズニーのキャストに見せる必要はないのかもしれませんが、何かあった時の為にも念のため、母子手帳は持参して下さいね。

公式サイト

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まとめ

障害を持っている人だってディズニーを楽しむ権利はあるはずです。

だけど、どうしても健常者と同じ行動は難しいのが現状。

その想いから開始されたゲストアシスタントカードというサービスが、自分さえよければいいという心ない人達が悪用したおかげで廃止されたのは非常に残念ですね。

 

ネット上では、ゲストアシスタントカードを使う行為を否定する人もたくさんいるようですが、ディズニーを楽しむ権利は人間平等にあるので、障害のある方は遠慮なく使って下さいね。

家族、もしくは介護者が上手くファストパスも取ってあげると更に待ち時間を少なくディズニーを楽しんでもらえるかも。

 

但し、ファストパスは取り方を間違えると、結局そんなに乗り物に乗れない事も出てくるので要注意です。

ディズニーシーファストパスの順番は最初と2枚目が鍵!子供連れ徹底攻略!

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コメント

  1. 匿名希望 より:

    これは本当に悲しい話ですね。ディズニーリゾートのゲストアシスタンスカード、以前に私も利用をしたことがありますが、過去には心無い健常者の方達が、アトラクションに並ばずして乗りたいがために、「妊婦や障害者のふりをして、ゲストアシスタンスカードを悪用や、不正利用」を、やっていたとは。
    それを防ぐために、ディズニー側も、一番いいのは、そのカードの発行には、「障害者手帳や診断書などの、それが証明できるものの提示が必要」という風に、変えて欲しいですよね。西のUSJのチケットの障害者割引みたいに。(西のUSJにはさらに、ゲストサポートパスという、ディズニーでいうアシスタンスカードのような、弱者に対するサービスもあります。)悪用や不正利用が多発をすると、ゲストアシスタンスカードに関するルールや、発行基準が段々と厳しくなっていくのは勿論(勿論そうなったら妊婦は、発行の対象外です。)でしょうね。そうなったら当然、本当にサポートを必要としている人達が、最悪の場合はそのサービスが受けられなくなってしまうので、くれぐれも悪用や、不正利用はしないで欲しいですね。

    • プチェ子 VIVIKO より:

      匿名希望さんこんにちは。

      私も「障害者手帳や診断書などの、それが証明できるものの提示が必要」の意見には賛成です。
      差別をなくすためにもきちんと証明書の提出を義務付ける事で、それが解消されるのではないかと思います。

      いつかそのように改正されるといいですね。

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