東京の豊洲市場をオープン前日に見学させてもらいました。
以前の築地市場と違う不便さや見学、入場について、実際に仲卸業者さんに聞いたプチ情報をお伝えします。
築地よりもセキュリティが厳しいので、一般人は入れない?
一般公開はどこまでしているのか、お伝えします。
東京豊洲市場のオープン日はいつ?前日に見学してきた感想も。
豊洲市場のオープン日 いつから一般公開になるの?
豊洲市場のオープンは2018年10月11日(木曜日)です。
しかしながら、 一般人は10月13日(土)午前10:00から見学エリアと物販店舗エリア、飲食エリアのみでオープン となります。
どういう事かと言いますと、何と豊洲市場では一般人は直接仲卸業者との買い物のやり取りが出来ません。
但し見学はできます。
見学はエリアが決まっていて、基本的に2階より上になります。
⇒豊洲市場の見学エリア場内地図。水産・青果の見どころとおすすめの時間帯
オープン前日だったので階段が上がれませんでした。
でもこっそり市場に入ってもばれないでしょ?と思いますよね。
それが今回は築地と違って、厳重にセキュリティーを上げて管理するとの事。
まず、入場ゲートはどうなっているのかというと・・
入場ゲート
今はバーが上がっていますが、入場ゲートでセキュリティーカード、証明書のようなものがないと入れない仕組みになっています。
なので、一般人が豊洲市場に車で入場は完全に出来ません。
築地市場の時、一般人がよく間違えて場内に入ってきたりという事もあったようですが、豊洲市場では間違えたふりすら出来ません。
歩行者はどうかと言いますと、お寿司屋さんやお店をやっている人達の買い付けは入場できますが、一般人は入れない決まりになっているのだそうです。
ただその辺も仲卸のお店からすると、まだ未定との事。
要は築地の時のように、飲食店を営んでいる人だけでなく一般人も買いに来れるようになるのかどうかは、豊洲市場がオープンしてみないと読めないのだそうです。
仲卸さんだって商売ですから、業者さんだけでなく一般客でも買いに来てくれれば喜んで売りたい、だけど一応豊洲市場のルールとしては一般人は入れない事になっている。
これはどうにかしたいという訳です。
築地はその辺が緩かったので、ある意味誰でもOKでしたが、今後の豊洲市場ではどうなるか本当に分からないとの事でした。
但し、いずれは厳しくなるとの噂ですので、来年あたりは何か証明書がないと歩行者でも入れてくれなくなる可能性も否めません。
という事は、今までのように買い物出来なくなる?
豊洲市場をオープン前日に見学してきた!
豊洲市場がオープンする前日10月10日(水)に初豊洲市場入りしました。
まず口頭一番
「キレイ!!!」
今までの築地市場とは比べ物にならないぐらい綺麗です(当たり前か笑)
築地市場は戦後数十年を経て、関東の誇る台所として活躍はしてきましたが、何せ古すぎて、道がガタガタ、ゴミは散乱状態。
また各お店が、お店の場所とは言えない通路で荷捌きをしていたりするので道も狭く、すれ違うのに一苦労な所もありました。
基本は人よりもターレーが優先という、不思議な築地空間から
豊洲市場は、車が余裕ですれ違う事のできる道幅になっており、もちろんガタガタ道ではなくスーッと通れる道(普通か笑)
道は平ですね。
そして、青果の建物の中はこんな感じ。
広~い!!!
しかし、ここで身体の変化が。
少し市場内で過ごすと、どんどん寒くなってきました。
どうやら湿度が77%もあり、青果棟の中は19度しかありません(この日の外の気温は25度)
野菜の保管にはいいかもしれませんが、かなり人間の身体には負担がかかりそうな気温。
夏は涼しいかもしれないが、冬は大丈夫なのだろうか。
また湿度が高すぎて、キノコ類がやられてしまうと八百屋さんはぼやいていました。
ちょうど数日前、水産卸売り場で湿気が凄すぎて、マグロにカビが生えてしまうのではないかと問題になっていた事もあり
もしかすると、下のコンクリートが完全に乾ききっていないのではないかという声も。
<<「湿気がひどくてマグロにカビが生える」開場目前の豊洲市場に不安の声が高まる
市場の外はまだまだ工事が行われている場所もあり、また築地市場とつなぐ道路も、普通の業者でも通る事が出来ません。
ちなみに奥に見える赤と白のクレーン車がある辺りが、2020年に行われるオリンピックの選手村です(現在工事中)
豊洲市場で一般客は買い物ができるの?楽しむためにはどうしたらいい?
豊洲市場で一般客は買い物出来るのか
正直今の所、一般の人が豊洲市場で楽しめるのは物販店舗と飲食店舗のみとなる可能性大。
先程セキュリティーが厳しいと申し上げました。
更に仲卸のお店には一般客は入れないとも言いました。
ではどこで買い物すればいいのか?と言いますと、物販店舗エリアで購入という形になります。
⇒⇒豊洲市場の物販店舗「魚がし横丁」魚や野菜、乾物などはどこで買えるの?
物販エリアでは、お魚だけでなく卵や包丁など築地で売られていたお店がそのまま来ているようです。
そうすると、今までひいきにしていたお店が物販店舗で出店してなかったら・・・もう買えない(;゚Д゚)
私はよく「やまふ水産」というお店でお魚を購入していたのですが、物販店舗で確認して見ると・・・ないっ!!
残念極まりません(T_T)
豊洲市場の見学は無料?
仲卸のお店の目の前には行けませんが、見学エリアというのは存在します。
豊洲市場で働いている人達の姿を各棟2階と3階のガラス張りの専用コースから見学ができます。
このガラス張りの見学場所は基本的に無料です。
誰でもが見れるので、安心。
時間は朝5:00~夕方17:00。
とは言え、見学の場合、夕方にはどのお店も閉めているのでその時間の楽しみは飲食店とお買い物ですね。
※市場は基本的にお昼12時頃にはお店を閉める所がほとんどです。
また、築地の名物だったマグロのセリも、ガラス張り越しに見るようです(マグロのセリは2019年1月から)
もはや近くで見る事はできません。
あの独特の声や掛け声も、もう聞こえないのかも。
噂なのでどこまで本当か分かりませんが、築地市場でのセリの時に外国人が一般人制限ラインを踏み越えて、写真を撮る人が多かったために見学を隔離されたのではないか?なんて・・。
但し、魚を扱う建物と野菜や果物を扱う建物は、道路を隔てて分かれているため、両方見学しようと思うと結構歩きます。
駐車場も完備されていないし、駐輪場もないし、豊洲市場は一般人には冷たすぎるっ(ー_ー)!!
豊洲市場で一般客が楽しむには?
もちろん働いている所を見るのも楽しいけど、今までの築地では直接市場の人と
「いいの入ってる?」
「これおまけしとくよ!」
などというやり取りも見物でしたし
「特別にこんな魚もあるよ~」
など特別感も持たせてもらえたりだとか、
「こんな魚入ったよ!」
など人と人とのやり取りが楽しいのが、築地の楽しみの一つでもありましたよね。
ぶっきらぼうだけど、優しいおじさんとか
ちょっとおまけしてくれたりとか
魚について教えてくれたりとか
すぐに話しかけてくれる気さくな人とか。
とにかく築地市場の人が温かくて、お魚や野菜の新鮮さももちろん、なんか心が和む場所でもありました。
豊洲市場では、それが一切できません。
もうあのおじちゃんとはガラス越しにか見る事ができない・・・
そんな感じになってしまいました。
なので、豊洲市場の楽しみ方は今の所、食べ歩きとお買い物と、後は屋上の景色や隣にある豊洲ぐるり公園となる訳です。
⇒豊洲市場の飲食店舗の配置図と画像アップ!おすすめグルメ名店はどこ?
完全に業者だけの市場になってしまうのか、一般人も楽しめるのか。
交通整備も含めて、築地市場のようにもっと開放的にした方が豊洲市場も繁栄するような気がするのは私だけでしょうか。
まとめ
という訳で、豊洲市場を見学した感想は
「とにかくキレイ。とにかく広い」
です(笑)
※見学ツアーあるらしいですよ!
⇒豊洲市場の見学は予約必要?ツアーや観光バスで効率よく回れる?
今後の豊洲市場ですが、恐らく土曜日は混む可能性があります。
道も物販店舗も渋滞する可能性が高く、その中でもやはり飲食店舗の混雑は避けられないかも。
下記のサイトを参考に、行く時間帯を考慮して下さいね。
⇒豊洲市場 混雑状況の予想。混む時間帯と曜日、道路や駐車場・電車は?
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