産後はホルモンのバランスが崩れ、イライラしやすくなります。
不規則な生活や子供の育児で心身ともに疲れてしまいますね。
疲れたときには甘い物が欲しくなる人は多いですが、普段のストレスが重なって、ついつい食べ過ぎてしまい、後悔するママも多いのではないでしょうか。
そんな悩めるママのために、何故イライラすると甘い物が欲しくなってしまうのか、どうすれば食欲が抑えられるのかを紹介します。
産後のストレスで食べ過ぎちゃう!なぜ?
産後のストレス食べで悩むママさんは、本当に食べ過ぎているのでしょうか?
どのような状態が暴飲暴食と言われるのでしょう。
実は、産後ママの多くが食事量が増えるのではなく、間食が増えてしまう傾向が強く、総摂取カロリーがオーバーしてしまう傾向があります。
育児や家事は以外と重労働で、心身共に疲れるのですが、カロリー消費量は外で仕事をするよりも低いです。
小さな赤ちゃんがいるママは、一般的には家庭内にいる事が多く、いつでも食べられる環境にあります。
ですが、実際は子供の世話でゆっくり食事を楽しむ暇はありません。
食欲とは人間の3大欲求の内の1つですから、これが満たされないだけでもストレスを感じるメカニズムになっています。
イライラするから少し間食をしただけと思っていても、気づけば常に食べている状態になっているママがたくさんいます。
ゆっくり食事をしていれば
1日の総カロリーは大体1500~1800kcal
に収まるのですが、ちょこちょこ食べているうちに
2000~2300kcal
になってしまいます。
私の子供は抱っこしていないと泣く子でしたので、常に抱っこの状態でした。
そうすると食事はまともには取れません。
日中の食事はつい片手で食べられる菓子パンやおにぎりになってしまいます。
カロリーは高いくせに軽食ですから、すぐにお腹もすきますし、少しずつ蓄積されたストレスからついお菓子を食べてしまっていました。
だいたい一口で食べられるおやつを常備していたので、簡単に食べれてしまいます。
気付けば無意識に口に運んでいる状態で、まさに
- 常に食べているか
- イライラしているか
という状態。
この時の総摂取カロリーは軽く2500kcalを越えていたのですが、普段から赤ちゃんを抱っこしたままの家事でしたから、筋トレ状態でかろうじて激太りにはなりませんでした。
(普通に太りましたけど(;・∀・)
1日の食事としては
- 朝ご飯
- 間食にバナナ
- 羊羹
- お昼はおにぎり&野菜ジュース
- 間食に羊羹やバナナ
- 夕飯
- 食後にまたバナナ
という食事スタイルになっており、まるで育ちざかりの子供のような状態を続けていました。
周りから過食を指摘されるまで自分は気づいておらず、指摘されてから毎日ゴミ箱を意識してみていたら、自分がいかに間食をしているのを思い知りました。
産後のストレスで甘いものが無性に食べたくなってしまう原因は?
産後は不規則な生活と睡眠不足からストレス状態が続きます。
ママがストレスを感じていると認識できればいいのですが、多くのママはストレスを認識しないまま、日々の生活に追われることになります。
こうした状態が続くとこで、自律神経が乱れて、体内では低血糖の状態になると言われています。
低血糖の状態になると、脳から血糖値を上げなさい!と指令が出るため、無性に甘い物が欲しくなるのです。
また、妊娠中は体重管理や栄養面から、甘い物の摂取を控えるよう促されたり、ママ本人も赤ちゃんのために間食を控え、栄養たっぷりの食事をとるよう心がけていたことでしょう。
こうした妊娠期から続く甘い物への我慢が、産後は解放されると感じるため、食べたくなる衝動に駆られることも原因の1つと言えます。
我慢は体に毒といいますが
我慢している
↓
我慢していると感じている事がストレス
と感じてしまうことで、より甘い物が欲しくなるという悪循環になってしまいます。
確かに、妊娠期も産後の授乳期も甘い物は控えたほうが良いと言われますが、ストレスがかかるほど我慢をしなくてはいけない状態ならば、食べてしまいましょう。
大量に摂取をすると、授乳に影響が出ますが、少量を摂取する分には母乳が詰まることもありません。
また、一概に甘い物と言っても、お菓子や果物と種類があります。
当時の私は、祖母から甘い物が欲しければ和菓子や果物なら、授乳に影響はないと言われたのを信じ、間食にはバナナや羊羹を食べていました。
経験から言うと甘いものを食べたからと言って、母乳は止まりませんでしたし、詰まることもありませんでした。
しかし、甘いものを取り過ぎた日は、赤ちゃんが母乳を飲むのを嫌がるそぶりがあったので、多少影響はあると感じました。
低血糖にしろ、我慢にしろ、元をただせばストレス負荷による防衛本能です。
ママが倒れないために、体が求めていると解釈をし、甘い物や間食を敵とせず、たまには自分へのご褒美だと割り切ってもよいのではないでしょうか。
産後のストレスで止まらない食欲を抑えるにはどうすれば?
産後のママだけでなく、ストレス負荷が高くなると食に走る人はたくさんいますね。
本能に任せて暴飲暴食をし、後悔してしまうパターン。
本来、食とは生きるために必要不可欠なものであり、楽しむことができる行為なのに、食べた後に後悔したり、自分を責めるのは残念な気がします。
かといって、過食はママの体を壊す原因にもなりますので、何とか止めたいものです。
ではどうすれば止まらない食欲を抑えることができるのでしょうか。
実は産後の食欲の増加は決しておかしなことではありません。
なぜならば、ママは赤ちゃんの分も食べなくてはいけないからです。
赤ちゃんのご飯はママの母乳ですよね。
完全母乳で育てているママの場合、1日に母乳として消費するカロリーはおよそ507kcalと言われています。
妊娠前と同じ食事量では当然お腹は空きます。
この空腹を我慢して妊娠前と同じ食事量にすれば痩せるのですが、母乳が止まる恐れがあります。
また、しっかり赤ちゃんに栄養を送るためにママの体は、食事をするよう要求します。
ストレスがさほどない状態ならば、体の要求以上に食べようとはしないのですが、どうしてもストレス負荷率は高いため、過食になってしまうのです。
私も完全母乳で育てたので、毎日の空腹はすごかったです。
子供を抱きながら食べていました。
少しずつ赤ちゃんとの生活にも慣れたころに、このままではだめだ!と思い立ち、ダイエットも考えました。
しかし、激しい運動なんてできませんから、カロリー管理で痩せることにしました。
1日の食事を5回に分け、トータルの摂取カロリーを普通にしたのです。
ただ3回で食べる量を5回で食べるので、当然1回の食事でも満腹感は少なります。
当時はお腹いっぱいまで食べたい欲求がつよかったので、咀嚼を増やす事で、満腹中枢を満たす方法を使っていました。
また普段から水分をたくさんとり「水腹」状態にすることで、体に満腹と錯覚させたりもしました。
3回の食事を5回に分けただけなので、母乳も順調にでましたし、甘いものを摂取する回数も減っていたので、効果はありましたよ。
ほかにも食べたものを記入する方法も有効だというデータがあります。
どんな方法を使うにしても、我慢してやると効果はありません。
楽しく、自分に合った方法で試してくださいね。
まとめ
産後は、出産の疲れや慣れない育児で何かとストレスが溜まりやすい時期です。
身体も完全には復帰していない時でもあるので、どうしても体調を崩しがちな上に食べ過ぎてしまう所もあります。
子供が歩けるようになり、公園へ散歩に行けるようになると、身体を動かしてカロリー消費にも繋がるのですが、家から中々出られない時は食べるものの内容を一度見直してみましょう。
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