夫婦ケンカを子供に見せると幼児虐待に繋がるそうです。
更には、子供の脳が委縮してしまい、閉鎖的な子供になってしまうかも・・・!?
夫婦の仲って、本当に複雑です。
最初はラブラブだったのに、数年も一緒に生活すると、細かい事が気になり、ちょっとした事が嫌いになり、ケンカに発展します。
このケンカを自分の子供が見ると、将来的な事にまで障害が起きてしまうかもしれません。
夫婦ケンカを見た子供の脳
子供の大好きな親が言い合いをしたり、傷つけあうのを見ると、脳機能障害の発生率も高く、脳が委縮すると言われており、特に小脳に影響があると言われています。
小脳とは、頭の後ろ側にある小さな脳で、神経細胞が大脳の約7倍。
小脳の役割は、
・運動機能の調整
・知覚情報の統合・・外界からの感覚情報を統合する
・情動の制御・・・気持ちを落ち着ける
が主となり、何かの原因で小脳の一部が損傷すると、記憶力が衰え、注意力が散漫になり、感情を抑える事が難しくなります。
統合失調症(分裂病)や自閉症といった精神疾患になる可能性もあります。
ある実験では、幼少期から親の仲が悪い=家庭環境が良くない状況下で育った子供の約4割以上の小脳が普通よりも小さくIQ値も低いとの結果が出ています。
また少年院の子供達は、切れやすい子供が多く、調べると子供の頃、殴られていたり、家庭環境が良くない状況にいる子供が多いのだそう。
その為、アダルトチルドレンになる子供の確率が高いようです。
アダルトチルドレンとは?
アダルトチルドレンとは、親がアルコール依存症だった子供や、親から暴力、虐待などを幼少期に受けた事でトラウマとなり、大人になってもトラウマを抱え続けている人をアダルトチルドレンと呼びます。
夫婦ケンカを見続けた子供の行く末とも言えます。
最近の研究では、他にも原因があると言われています。
・過保護・過干渉
・愛情不足
・体裁を気にする家庭
・学歴、地位、肩書、名誉にこだわる
上記をいつも口にする親が原因で、子供の心が追い込まれてしまったり、人を見下してしまったりするようになり、いつも頑張り続けないと親に怒られてしまうとビクビク生きるのがアダルトチルドレンです。
アダルトチルドレンは大人になっても
・愛情表現が歪んでいる
・人間関係が苦手
・考え方が偏っていて、社会に順応できない
・人から認められたいという思いが人一倍強い
・自分の意見がはっきり言えない
・常にマイナス思考、ネガティブ
・いつも怒っている、イライラしている
・何に対してもやる気が起こらない
など、数々の弊害が出てきます。
夫婦ケンカを子供に見せない為には?
相手を思いやり、許す心を持ち続ける事です。
夫婦仲良くする事なんて、うわっぺらの言葉なんか、誰でもわかっている事。
言われなくても、仲良くできるものなら皆仲良くしています。
好きで一緒になったとしても、人生には色々な試練がやってきます。
一緒に乗り越えられる時もあれば、どちらかがパニックになってしまう時も必ずあります。
特に、子供が関わるともっと色んな問題が起きて、その時にお互いの価値観がもろに出ます。
その為、ぶつかる事もありますが、それはお互い子供の事を思ってこそ。
ですが、「言葉」は時に暴力となります。
ある一言がずっと頭の中に残っているなんて話はよく聞きますが、それほど言葉というものは重要なんです。
そういう時こそ、感情的にならず、相手を尊重し思いやる。
そうすればきつい言葉は出てこないでしょうし、仮に言ってしまったとしても、必ず謝りましょう。
そして、仮に子供に聞かれていたとしたら、子供にも謝りましょう。
そうすれば、時間がかかってもいつか必ず子供も分かってくれるのではないでしょうか。
こうしていくうちに、子供自身も自分は愛されているんだと理解できますし、心豊かな人間に成長できるでしょう。
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