那須高原に行ったときに、那須ロープウエイに乗って、茶臼岳の頂上まで頑張って登山してきました。
ただ、自分が登山体験して分かった服装の大事さ、そして持ち物の準備。
これ、重要だなとつくづく感じました。
たかだか短い距離の観光登山でも、楽に登れるように、そして家族が風邪ひかないように、個人的におすすめの服装と持ち物をピックアップしました。
出来れば、那須高原に行く前に揃えておけるといいかも!
茶臼岳へ登山した時の服装が重要だった!
茶臼岳へ登山しました。
と言っても、那須ロープウエイ使って9合目から頂上まで歩いただけなんですが(笑)
そこで分かったんですが、茶臼岳の山の上、寒い!!!
気象庁が発表している那須高原の気温がこちら。
これは、那須高原全体の2020年の気温をまとめたもの。
2020年は、東京ですら夏もそれほど暑くなかったので、那須高原の8月の最高気温が28度。
8月最低気温18度。
平均気温が22度です。
東京と大違いですね。
これは1981~2010年までの統計をまとめたもの。
気のせいか、今よりも気温が高い。
2020年でいうと全ての月の平均気温が
- 1月:0度
- 2月:1度
- 3月:4度
- 4月:6度
- 5月:14度
- 6月:18度
- 7月:19度
- 8月:22度
- 9月:18度
となっています。
通常の那須高原ですら、他地域と比べてかなり気温が低いことが分かります。
更に茶臼岳の山に登ることを考えると、ここから3~4度は低くなると予想しておくといいかと思います。
そうなると、夏でも1枚ウインドブレーカーのようなものを持っていると、急な雨や気温の低さでも耐えられるかなと思います。
私の体験談で言うと、季節的にはまだ温かい9月の4連休に茶臼岳に登りました。
その日の東京の気温は24~26度。
曇っていたので、そこまで暑い訳ではなく、半そでで汗をかかないちょうどよい天候。
しかし、那須高原についた時点で、4度ほど低かったです。
私は茶臼岳に上る前から長そでを着ていましたが、ロープウエイで山頂駅に到着すると、「さむっ」となりました。
9月なのに、すでに山頂駅で電源がついている電気ストーブ。
駅を出ると、少し冷たい風を感じます。
この時、14時前。
子供たちも、「半そでではさすがに寒い」と、薄手の長そでを羽織りました。
多分、山の上は更に4度ほど低いような気がします。
一気に気温が下がっていました。
上着を着たまま、さて出発です。
この時点で
- 子供たち:半そで+シャカシャカのジャンバー
- ママ:薄手の長そでセーター+厚手のジャンバー
これでちょうどでした。
9月の3週目ぐらいです。
茶臼岳へトコトコ。
やっぱり歩くと暑い。
皆さん、長そでですよね。
息子たちは歩き出すと「暑い!ジャンバーを脱ぐ!」と言って、脱ぎました・・・が、脱ぐと寒いようで(笑)
やっぱり着とく、と前のチャックを開けたまま羽織っていました。
私は、というと脱ぐほど暑くなく。
多分、そこまで運動量がないのかな(笑)
子供より歩くのも遅いし、サクサク進む子供たちは代謝が良いので、すぐに暑くなるかもしれません。
私は長そで2枚着たまま、そのまま苦しい、いや感動の登山へ。
段々暑くはなってきましたが、脱ぐまでもなく。
途中、休憩するとすぐに寒くなります。
山の上に上がれば上がるほど、どんどん気温が下がる。
身体をたくさん動かして、身体は火照ってはいるものの、気温が寒いので服が脱げない。
段々山頂へ近づき、山頂に着いた時はすでに夕方になり、更に寒くなってきました。
到着した時は、自分が登り切った感動で寒さは感じなかったです。
でも、下る時がすでに夕方でどんどん寒くなってきました。
但し、降りるときの方がスリル感が凄くて、かなり山道が滑っていて危なかったので、そっちに気を取られて寒さは感じませんでした。
急いで下山すると、ロープウエイに乗る列が外まで溢れ出ていました。
外でロープウエイに乗る順番を待っていると、かなり寒いです。
一気に体が冷えました。
駅内はストーブがついているので温かい。
ロープウエイの中も温かく、山麓駅に降りると全く寒くありませんでした。
やっぱり山の上は気温が全然違う!
服装はとっても大事だなと感じた茶臼岳登山でした。
茶臼岳登山の服装おススメファッション
- 防水タイプの上着
- 長ズボン
- 登山靴、もしくは運動靴
この三つは必需品だと感じました。
防水タイプの上着
防水タイプの上着ですが、私が登った日は曇っていたので、山頂は急に霧がかかったり、晴れたりと気候も不安定。
山は急に雨が降ってきたりもするのと、霧は水滴が服についたりもするので、個人的には防水タイプの上着があるかといいかなと思いました。
防水タイプの上着には、厚さもありますが
- 冬に近い月だと防水&防寒
- 春・秋は薄手の防水
があればいいかなと思います。
ちなみに子供達に活躍した防水の上着は、ユニクロの UV カット防水ウエア。
ビニール素材でかなり薄手のものです。
風を通しにくいのに、汗は発汗してくれるエアリズム的な素材。
くるくるまとめると、財布ぐらいまで小さくコンパクトにリュックに入れておけます。
夏でも羽織れるやつなので、春や秋にはオススメ。
私は寒がりなので、厚手のジャンバー。
男性は半そでの人も多かったので、半そでに薄い上着。
女性は長そでに分厚めの上着があるといいと思います。
数年前に夏に茶臼岳に登ったことがあるのですが、夏は上着はいらなかったです。
雨予報だと、レインコート的なものもあるかといいと思います。
冬は、基本的には那須ロープウエイが動いていないので、観光で茶臼岳に登るのは難しいですが、
- 3~4月
- 10~11月
なんかは、防水に加えて完全防寒で行った方がいいと思います。
9月の頂上でも結構寒かったので、できれば軽いダウンぐらい用意しておくと安心です。
長ズボン
ズボンは絶対に長ズボンがいいなと思いました。
理由は、石がとにかく多い。
そして道が滑る。
もし転んでも、ズボンがあることでケガを防げるからです。
夏なら半ズボンでもいいのかもしれませんが、転ぶと危ないのでおススメできません。
素材は、動きやすければなんでもいいと思います。
私はジーパンで登りました。
登山靴、もしくは運動靴
茶臼岳は、岩道がほとんど。
岩道以外は、砂道です。
茶臼岳自体が活火山なので、石がゴロゴロしていて、下の砂は意外とサラサラ。
なので、とにかく滑ります。
サンダルは問題外として、できれば登山靴を強くおすすめします。
実際に同じ時間に登った人たちの半数以上が、登山靴でした。
私自身、スニーカーで登山してしまいました。
スニーカーは裏がツルツルなので、滑ります。
靴で行くのであれば、裏がデコボコしている「運動靴」がいいです。
特に山から下りるときが、めっちゃくちゃ滑ります。
本気で危なかったので、滑らない靴で茶臼岳に登ったほうがいいです!
茶臼岳おすすめ持ち物
杖(つえ)
別名
- トレッキングポール
- 登山用ストック
と言うそうです。
これね、もう絶対いる!と思いました。
かなりの急な坂と砂道で、とにかく歩きにくい山道をストックを持った人たちスイスイと歩いていました。
山道は、急な階段とかもあるので、杖があると体を支えてくれます。
あの杖、欲しい!!!と本気で思いましたね(笑)
また、子供も登山用ストックを持っている子がいて、山を降りるときの滑り止めにもなっていました。
但し、那須ロープウエイの山麓駅でも売っています。
ここで買うこともできますが、もし売り切れだったら怖いので準備しておいた方がいいかも!!!
茶臼岳登山体験談と茶臼岳チーズの詳細はこちらから!
まとめ
茶臼岳は、登山初心者でも登りやすい山です。
那須ロープウエイがそもそも観光の一つとしてネットでも紹介されており、茶臼岳に登るつもりでなくても「ロープウエイには乗ろう」と言う人がとても多いです。
ロープウエイに乗って頂上に着くと、そのまま登山コースがでーんと目の前に。
・・・登る?
みたいな雰囲気に自然になり、多くの若者や家族が過去の私達家族と同じく「クロックス」で登っている姿を見かけます。
服装も那須高原に旅行に来た、そのままの格好なのでTシャツに短パンだったり。。。
でも、2回ロープウエイから茶臼岳に登って気づきました。
那須ロープウエイに乗るなら服装と持ち物重要だ、と。
小さい子供でも登山靴はいていた子、いました。
準備は大事なので、楽しい茶臼岳登山を!
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