天石立神社(あまのいわたてじんじゃ)にある【一刀石】という石には、昔剣の使い手が斬ったとされる伝説があります。
その伝説と、鬼滅の刃の修行中の場面と同じ。
いや、本当にそっくりなんです。
伝説に出てくる天狗と、鬼滅の刃に出てくる天狗のお面を被った炭治郎の師匠。
強くなるために修行し続けた場所、そして岩。
一体、モデルとされた天石立神社(あまのいわたてじんじゃ)には、どんな歴史があるのでしょうか。
一刀石アイスも紹介!
天石立神社(あまのいわたてじんじゃ)
天石立神社(あまのいわたてじんじゃ)は、奈良県奈良市にある柳生の里369号線から東へ山道を800m程登った場所にある神社。
※ウィキペディアより引用
戸岩山という山のふもとにあり、
- 前伏磐
- 前立磐
- 後立磐
の3つの石を、ご神体として祀っています。
※ウィキペディアより引用
これらの岩は、元々マグマが冷えて固まった岩石の一種・花崗岩(かこうがん)が、3つに割れたもの。
その他
- きんちゃく岩
は、天照大御神(あまてらすおおひめ)の神体岩。
※ウィキペディアより引用
全て「石」に神が宿ったとされている天石立神社。
昔、天照大御神が岩の中に閉じこもってしまったときに、天手力男神(アメノタヂカラオ)が、岩をこじ開け、無理やりアマテラスを引きずり出しました(アマテラスがいないと、世の中が闇になってしまうため)
その時に無理やりこじ開けた「扉石」が、天石立神社に飛来して鎮座したと言われています。
そのため、天石立神社では「石」が神。
その中でも「一刀石」と呼ばれる石は、刀で切ったような切れ目が入っています。
※ウィキペディアより引用
この岩には
上泉信綱と試合をして敗れた石舟斎宗厳が3年間この地で毎夜天狗を相手に剣術修行をし、ある夜一刀のもとに天狗を切ったと思えば実はこの岩であったと伝え、現に岩面に天狗の足跡が残るという
という伝説があります。
※ウィキペディアより
石舟斎宗厳が生存していたのは、織田信長の時代・安土桃山時代から江戸時代までとされているのに対して、上泉信綱は戦国時代から大正時代という説があります。
二人とも戦国時代を主に生きていたことになり、平安時代からあった天石立神社のご神体である「岩」は以前から割れていたことになりますが、「一刀石」はその後割れたということになります。
そのため、天狗伝説はますます真実味が高い?
天石立神社の一刀石が鬼滅の刃の聖地!?
さて、この一刀石。
なんと鬼滅の刃の話の中で、主人公・炭治郎が鬼を退治する鬼殺隊に入るために修行していた時に、真っ二つに割った石に激似!との声続出。
実際の伝説では、石舟斎宗厳が天石立神社で修業をしていた時、天狗を相手に訓練していた、とあります。
鬼滅の刃の話の中でも、主人公・炭治郎が教えを受けていた師匠「鱗滝左近次」も、いつも天狗のお面をつけていました。
最終的に石舟斎宗厳は天狗を斬ることができますが、斬ったと思った相手は岩だった。
炭治郎の場合は、天狗のお面をつけている人は師匠から「大岩を刀で切れ」と言われ、半年間の修行の結果、岩を見事に斬っています。
天狗の足跡がついているという一刀石。
今や観光客がひっきりなしに訪れるという名所となっています。
参道を歩くと、岩がゴロゴロ。
山の中の神聖な空気で、心が引き締まります。
感じる力が強い人は、鳥居をくぐると身体が浮き上がる感覚になる人も。
パワースポットになるかもしれません。
鬼滅の刃の一刀石アイス!
平城宮跡歴史公園の中にある、天平うまし館の IRACA COFFEE (イラカ・コーヒー)で、一刀石アイスが頂けます!
ミニ刀はお持ち帰りOK!
これは嬉しい♪
こういう発想いいですね^^
IRACA COFFEE (イラカ・コーヒー)
天石立神社へのアクセス
住所:奈良県奈良市柳生町789
駐車場
駐車場は、必ず「奈良市立柳生観光駐車場」に停めましょう!
理由は、天石立神社には2台分ぐらいしか駐車場がないのと、天石立神社まで車で進んでしまうと、道中道が狭く、すれ違うのも大変になります。
大きい車だともはや突き進むのも厳しい。
人が多い時は危ないので、奈良市立柳生観光駐車場に停めて歩いて参拝することをおすすめします。
その他、鬼滅の刃の聖地と呼ばれる場所14選がこちらで確認!
まとめ
天石立神社(あまのいわたてじんじゃ)は、鬼滅の刃が人気になってから有名になりました。
元々「石」にはパワーが秘められている、と言います。
そのため、石がたくさんあるこの山中が神社として祀られているのも納得ですが、個人的にはかなりのパワースポットなのではないか、とも思っています。
全国にあるパワースポットには、石がパワースポットだと認定されている場所も多くあります。
鬼滅の刃の作者が、この天石立神社(あまのいわたてじんじゃ)を見つけ、訪れたことには何か意味があるのかもしれません。
それにしても、作者は歴史がかなり得意なのでしょうか。
様々な伝説を全て知り尽くし、それを物語にする。
その感性にあっぱれです。
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