辛いもの大好きな芸能人って多いですが、激辛を食べ過ぎると生活習慣病になるリスクが高まるって、ご存知ですか?
味覚も鈍り、食中毒のリスクも高まります。
最近、激辛グルメ番組が話題になっていますが、芸人のゴルゴ松本さんが激辛料理を食べ過ぎて、体を壊してしまいましたね。
ドイツでは、唐辛子に含まれているカプサイシンの摂取量について基準があるそうです。
カプサイシンの効果効能は?
カプサイシンとは、唐辛子などに含まれている成分で、辛みをもたす主成分。
カプサイシンを摂取すると、痛覚神経を刺激し、局所刺激作用または辛味を感じさせます。
体内に吸収されたカプサイシンは、脳に運ばれて内臓感覚神経に働き、アドレナリンの分泌を活発にさせて、発汗や強心作用を促します。
また、カプサイシンが粘膜に接触すると、焼けるような感覚を引き起こし、胃液の分泌を増加させるとドイツやハンガリーの医師や薬理学者は記しています。
ここまで聞くと、ダイエットとは程遠く感じますが、体脂肪を燃焼してくれると言われているカプサイシンの燃焼効果はどうなのでしょうか。
実は、国立健康・栄養研究所によると、人間の燃焼効果を証明できるデータは見当たらないとの事。
キムチを多く食べる韓国でも、カプサイシンは毒性がある成分だと認められています。
激辛料理を食べると、体はどうなるのか
激辛料理を食べる事で、発汗が止まらなくなり、体の中が燃えているような感覚になり、脂肪が燃焼されている感覚に陥ります。
が、これは間違いです。
カプサイシンが粘膜に接触すると焼けるような痛みを伴うという事は、カプサイシンの通る舌や喉、胃、腸、肛門に刺激や痛みを与えるので、脳に大きなストレスを与えます。
脳にストレスを与えると、アドレナリンが分泌されます。
アドレナリンが分泌されること自体は悪い事ではなく、
- 血流増加
- 集中力アップ
- 力を最大限に発揮する
というような、何か頑張りたい時には大いに力を発揮してくれるアドレナリンですが、
アドレナリンを過剰に分泌しすぎたり、長時間アドレナリンを出しっぱなしだと脳にダメージを与えてしまいます。
その為、激辛料理を食べ続けると、精神疾患やパニック障害、うつ病、睡眠障害などの病気になってしまう可能性が高いのです。
それでも激辛料理を食べたい場合はどうすればいいの?
激辛料理を食べる前に
「牛乳」か「砂糖」
を摂取すると胃や舌を守る事が出来ます。
牛乳に含まれる乳製品の「カゼイン」という成分が、カプサイシンと結びついて、刺激から守ってくれる働きがある為です。
カゼインは、ヨーグルトにも含まれているので、牛乳が苦手な方はヨーグルトでも大丈夫です。
砂糖は、辛さを感じる感覚を分散させる働きがあるのだそうです。
まとめ
激辛料理は、旨みが残っているぐらいがちょうど良いです。
味がただ辛いだけの料理を食べ続ける事で、味覚も麻痺し、脳にも影響を与えてしまい、胃がんの発生率も高めてしまいます。
たまに食べるのなら、良いとは思いますが、何でもほどほどにして下さいね(*^-^*)
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